人気アニメ制作のIGポート、なぜ業績悪化?「制作予算の超過」で7.7億円の損失が判明
「ProductionI.G」や「WITSTUDIO」といった名だたるスタジオを傘下に持つ、大手アニメ制作グループのIGポートに激震が走りました。2026年5月期の決算において、当初の予想を大幅に下回る「減収減益」となり、さらには営業利益が予想の半分以下という衝撃的な結果が明らかになりました。この発表を受け、翌日の株式市場では株価がストップ安まで急落するなど、投資家からも大きな不安が広がっています。
「予算超過」が利益を直撃!一体何があったのか?
今回の業績悪化の主因として挙げられたのは、2025年6月に吸収合併した「旧シグナル・エムディ」が手掛けていた作品の制作コストの肥大化です。アニメ制作の現場では、スケジュールの遅延や人件費の高騰、さらにCG・映像制作費の増大が重なり、最終的な原価が当初の予測を大きく上回る事態となりました。これにより、将来的な損失を見込んだ「受注損失引当金」の追加計上などを余儀なくされ、この件だけで約7億7,000万円もの利益が吹き飛ぶという深刻な事態に陥っています。
「THEONEPIECE」などの好調作品はあるものの……
もちろん、全てのアニメが不調というわけではありません。映像制作事業自体は「デモンズ・クレスト」や期待の新作「THEONEPIECE」などの制作・納品が好調で、売上高は前年比で増加するなど「稼ぐ力」は示しています。しかし、制作現場で発生した想定外のコストが利益を根こそぎ奪い、結果として映像制作事業全体では13億円を超える赤字となってしまいました。近年、会社の収益を支えていた版権事業の落ち込みも重なり、IGポートにとっては厳しい決算結果となりました。詳細については公式サイトの