「リンクにご用心!」警察官が講談師に変身?サイバー犯罪を防ぐ斬新な啓発活動が話題
ネットの危険をリズムで学ぼう!「サイバー講談」とは
今、インターネット上ではフィッシング詐欺や、偽の警告を表示して金銭を騙し取るサポート詐欺といった被害が急増しています。こうした難しいサイバー犯罪の手口を、伝統芸能の「講談」を使ってわかりやすく伝える警察官がいるのをご存じでしょうか。その名も「サイバー講談師」として活動する、埼玉県警サイバー対策課の小野稔晃係長です。「リンクにご用心!」というキャッチーな決めぜりふとともに、扇子を手に釈台を「ババン!」と叩く姿は、多くの人々の注目を集めています。
なぜ「講談」だったのか?誕生の意外な経緯
小野係長がこのスタイルに辿り着いたのは、単なる思いつきではありませんでした。従来の啓発活動ではなかなか伝えきれない「インパクト」と「わかりやすさ」を模索する中で、テレビ番組で見た講談にヒントを得たのがきっかけです。通勤電車の中で動画を見て独学でスキルを磨き、サポート役の同僚とともに日々練習を重ねてきました。小野係長は「伝えた事実よりも、相手に伝わった事実を大切にしたい」と語り、若者から高齢者まで幅広い世代に刺さる伝え方を追求し続けています。
急増する「サポート詐欺」の恐怖と対策
特に注意が必要なのが、Webサイト閲覧中に突然「ウイルスに感染しました」と警告音が鳴るサポート詐欺です。不安を煽って電話をかけさせ、金銭を要求するこの手口について、小野係長は「絶対に電話をしないことが最大の防御策」と強く訴えています。もし警告画面が出ても、落ち着いてブラウザを閉じるだけで解決することがほとんどです。被害を未然に防ぐためには、正しい知識を身につけておくことが何よりも重要です。
身近な脅威から自分を守るために
小野係長は講談のほかにも、企業や学生向けに講演を年間173回も行うなど、精力的に活動しています。AIの進化により、詐欺の手口も年々巧妙化しています。「手口を知っていれば被害は防げる」という言葉通り、まずはこうした啓発活動を通じて、身の回りに潜むデジタルな危険に気づくことから始めてみましょう。より詳しい最新の詐欺事例や防犯対策については、