【甲子園】「勇気ではなく自信」有明・永田晴輝が仕掛けた完璧な重盗の裏側
徹底したデータ分析と強気の走塁で8強進出へ
夏の甲子園、第108回全国高校野球選手権大会は白熱の戦いが続いています。8月16日に行われた3回戦では、有明高校が東日本国際大昌平を4―1で下し、見事に初のベスト8進出を決めました。3試合連続の逆転勝利という驚異的な粘りを見せた有明の中で、ひときわ輝きを放ったのが1番打者の永田晴輝選手(3年)です。
「研究の成果」と「絶対的な自信」が生んだビッグプレー
試合が動いたのは8回、1死一、二塁の場面でした。マウンドには今大会初登板となる白田投手が上がっていましたが、有明の永田選手は初球から大胆なダブルスチール(重盗)を成功させました。この鮮やかなプレーは、単なる思いつきの「勇気」ではありませんでした。
永田選手は試合前から対戦相手の福島大会の映像を徹底的にチェックし、投手の「首の振りの回数」という走塁の根拠を導き出していました。マウンドでのわずかな変化を見逃さず、一度ベースに戻るふりをしてからの完璧なスタート。試合後、永田選手は「三盗は絶対的な自信がある。自分が盗塁することでチームに勢いを呼び込みたかった」と語りました。緻密なデータ分析と、それを実行に移すメンタル。これぞ甲子園というべきプレーが、有明の歴史を塗り替える原動力となりました。今後の躍進からも目が離せません。