【甲子園】熊本・有明が奇跡の逆転劇!被災地に届けた創部30年目の初勝利
9回2死からドラマは起きた!永田晴輝の走者一掃二塁打で大金星
第108回全国高校野球選手権の第3日、春夏通じて甲子園初出場を果たした熊本の有明高校が、立命館宇治(京都)を6─3で破り、見事に初戦突破を飾りました。最大震度7を観測した熊本地震の被災地へ勇気を届ける、まさにミラクルな逆転勝利でした。
「永田に回せ!」ベンチの願いが結実した劇的な最終回
試合は序盤から立命館宇治に主導権を握られる苦しい展開でしたが、有明ナインは諦めませんでした。1点を追う9回裏、2死満塁という絶体絶命の場面で打席が回ってきたのは「1番・二塁」の永田晴輝選手。チーム全員が「永田に回せ」と信じ続けた結果、左中間へ放たれた走者一掃の逆転二塁打が飛び出し、一気に試合をひっくり返しました。永田選手はその後、三盗を決めてダメ押しの本塁も踏み、全5打点に絡む大活躍を見せました。
被災地の思いを背負って戦い抜いたナインの絆
有明高校がある荒尾市も、先月の地震で大きな不安の中にありました。選手たちは「自分たちの試合で勇気を与えたい」と強い覚悟を持って聖地のマウンドに立ちました。三塁側のアルプス席には、交通網が寸断される中でも駆けつけた約1000人の応援団が集結。わずか3人の吹奏楽部をOB・OGがサポートする心温まる光景もあり、スタンドとナインが一体となって掴んだ勝利でした。
甲子園史上初のビデオ検証も実施!歴史的な一戦に
この試合では、甲子園大会初となるビデオ検証が導入されたことでも大きな注目を集めました。7回の二盗判定を巡り、高校野球公式戦として初めての試みが行われました。結果として判定は覆りませんでしたが、新たな時代を感じさせる歴史的な一戦となりました。次は目標のベスト8に向け、有明の夏物語はさらに加速していきます。
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