【訃報】「真知子巻き」で社会現象に…名女優・岸恵子さんが93歳で死去。作家としても輝いた伝説の人生を振り返る
銀幕のスターから作家へ、多くの女性の憧れだった岸恵子さん
映画「君の名は」のヒロインとして一世を風靡した、日本を代表する女優の岸恵子さんが8月7日、老衰のため93歳で亡くなりました。1950年代、映画の中で岸さんが見せたストールの巻き方が「真知子巻き」と呼ばれ、当時の日本中で社会現象となったことはあまりにも有名です。その華やかな女優人生だけでなく、パリでの生活や文筆家としての活動でも多くの人を魅了し続けた、唯一無二の存在でした。
恋愛も老いも美しく描く…作家として残した名作の数々
岸さんは演技の世界だけでなく、執筆活動においても多才な才能を発揮しました。2013年に発表した小説「わりなき恋」では、熟年層の恋愛をリアルに描きベストセラーに。また、1993年にはエッセイ「ベラルーシの林檎」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど、自らの波乱万丈な人生や深い人生観を言葉で綴り、多くの女性から支持を集めました。90歳を超えてもなお、かつて出会った人々との記憶を綴った著書を刊行するなど、最期まで表現者としての情熱を失わない生き様は、世代を超えてこれからも語り継がれるでしょう。
今の私たちが受け取る、岸恵子さんが伝えたかったメッセージ
長いパリ生活で培った洗練された知性とライフスタイルは、今見ても憧れそのものです。今年、女優・吉永小百合さんとの共著「歩いて行く二人」を刊行したばかりであり、まさに人生の最後まで自分らしい道を歩み続けた方でした。詳細な経歴や過去の著書については、