高市首相、自民議員へカタログギフト配布 「当選のねぎらい」と説明も…過去の石破氏ケースも波紋
自民党の高市早苗首相(党総裁)の事務所が、先の衆院選で当選した300人以上の全所属議員に対し、当選祝いなどの名目で3万円相当のカタログギフトを配布していたことが明らかになりました。過去に石破茂元首相も同様の行為で批判を浴びており、「政治とカネ」の問題に対する国民の不信感が再び高まる可能性があります。
カタログギフト配布の経緯
朝日新聞の取材に対し、複数の自民議員が、今月中旬に首相の事務所秘書から「高市早苗」と記されたのし紙付きのカタログギフトを手渡されたと証言しています。議員の一人は「当選祝い」という趣旨の説明を受けたとのことです。
高市首相は自身のX(旧ツイッター)で、今回の配布について「大変厳しい選挙を経て当選したことへの労(ねぎら)いの気持ち」として、奈良県第二選挙区支部(高市早苗支部長)として寄付したと説明しました。また、カタログギフトとした理由については、各議員が自由に商品を選べるようにするためだと述べています。費用については「政党交付金は一切使用することはありません」と強調しました。
過去の石破氏ケースとの比較
自民党内では2025年3月、石破茂首相(当時)の事務所が、24年秋の衆院選で初当選した自民議員15人に対し、1人あたり10万円相当の商品券を配布していたことが発覚。石破氏は国会で陳謝し、全員が商品券を返却しました。今回の高市首相のカタログギフト配布は、過去の石破氏のケースと重なり、批判の声が上がっています。
野党からの批判
高市首相は、派閥の裏金問題で党内処分を受けた旧安倍派幹部を要職に起用しており、野党側は「政治とカネ」の問題に対する姿勢を疑問視しています。今回のカタログギフト配布も加わり、首相への批判はさらに強まるとみられます。
今回の件を受け、今後の国会での議論や、国民からの厳しい視線が予想されます。高市首相は、今回のカタログギフト配布について、改めて説明を求められる可能性もあります。