モスバーガー、ベトナム人青年を店長候補に育成!「特定技能2号」で夢を掴む
外食業界が深刻な人手不足に悩む中、外国人労働者の活躍が不可欠となっています。近年では、単なる労働力としてではなく、将来の店長や幹部候補として育成する企業が増加。その動きを後押しするのが、就労系の在留資格「特定技能」です。
特定技能2号とは?永住への道も開かれる
2019年に創設された特定技能は、人手不足の産業分野で外国人材を受け入れる制度です。1号と2号があり、2号を取得することで、従事できる仕事の幅が広がり、事実上永住も可能になり、家族の呼び寄せもできるようになります。
モスバーガーがベトナム人青年を育成する理由
モスバーガーを運営するモスフードサービスは、2019年からベトナムの中部都市・ダナンにある短期大学と協力し、「ベトナムカゾク」という育成プログラムを実施しています。このプログラムを通じて、ベトナムの人々をモスバーガー店舗で働くための人材として育成しています。
チャン・ダン・フンさんの挑戦
ベトナムから日本にやってきたチャン・ダン・フンさん(36)は、モスバーガー光が丘IMA店で副店長として活躍しています。以前は建設現場で働いていましたが、日本の生活に魅力を感じ、モスフードサービスの「ベトナムカゾク」に応募しました。
チャンさんは、モスバーガーの衛生管理の厳しさに驚いたと言います。丸ごとのレタスを一枚ずつ丁寧に剥がし、洗う作業は、日本の食に対する真摯な姿勢を反映していると感じています。
モスフードサービスの狙いとは?
モスフードサービスの執行役員である川越勉さんは、育成プログラムの狙いを「日本国内での人材不足解消とアジアに進出する際の幹部候補生育成」だと説明します。しかし、単なる労働力としてではなく、仲間として共に成長していく「家族」として迎え入れようという考えが込められています。
充実した研修プログラム
「ベトナムカゾク」の研修期間は約50日間。日本の会社で働くマナー、衛生管理、調理技術などを学びます。特に重視されているのが日本語教育です。研修の振り返りを毎日1000字程度の日本語でまとめるレポート作成は義務付けられており、日本語能力の向上を目指しています。
「日本語での会話・読み書きがとても重要ですから。毎日研修に6時間、レポート作成に2時間。それだけ日本語で作文をするのは大変なので、泣きながら書いている人もいます」と川越さんは語ります。
特定技能2号で掴む未来
チャンさんのように、特定技能2号を取得し、日本でキャリアアップを目指すベトナム人青年は増えています。モスバーガーのような企業が、彼らの夢をサポートすることで、日本社会と外国人の共生が進み、より豊かな社会が実現していくでしょう。