マンガワンで配信停止の漫画家が続出!小学館の対応に批判の声
小学館の漫画配信サービス「マンガワン」で、複数の漫画家が作品の配信停止を申し出ています。きっかけは、連載作品「常人仮面」の原作者が過去に性加害で逮捕されていた事実が発覚し、小学館の対応に批判が集まっている状況です。
「常人仮面」問題とは?
問題となったのは、マンガワンで連載されていた「常人仮面」。この作品の原作者、一路一氏は過去に「山本章一」という名義で漫画を連載していましたが、2020年に未成年者への性加害の疑いで逮捕・略式起訴されています。小学館は、この事実を把握しながらも、氏の名義を一路一氏に変更して「常人仮面」の連載を続けていました。
2月27日、マンガワン編集部は「常人仮面」の配信停止を発表し、一路一氏の起用判断と確認体制に問題があったとして謝罪しました。しかし、声明の内容は説明不足だと批判されており、SNS上では再発防止策を求める声が多数上がっています。
配信停止を申し出た漫画家たち
この問題を受け、「ねこ、はじめました」の環方このみさんをはじめ、多くの漫画家がマンガワンでの作品配信停止を表明しています。環方さんは「私個人の感情に基づく個人的な判断」とコメントし、配信停止を申し入れたことをX(旧Twitter)で公表しました。
また、「99%サキュバスちゃん」の白石ユキさんや、水瀬藍さん、蜜樹みこさん、島袋ユミさんも同様に配信停止の方針を示しています。さらに、漫画家のさかきさんは「今後小学館との仕事を一切引き受けない」と宣言し、性犯罪者との協力関係を避けるための決断だと心境を吐露しています。
マンガワン以外の漫画家からの声
マンガワンで作品を配信していない漫画家からも、今回の事態を憂慮する声が上がっています。「金色のガッシュ!!2」の雷句誠さんは「本当に残念です」と投稿し、「パラショッパーズ」の福地翼さんは被害者とその家族、そして迷惑を被った作家への寄り添った声明を小学館に求めています。
小学館の対応への批判
今回の問題で、小学館の対応が不十分であるという批判が相次いでいます。声明の内容が詳細でなく、再発防止策が具体的に示されていないことが主な理由です。今後、小学館がどのように事態を収拾し、信頼回復を図るのか注目されます。
この問題は、漫画業界全体における倫理観や責任について改めて考えさせられる出来事と言えるでしょう。