「爆弾」佐藤二朗、日本アカデミー賞で初受賞!「今夜はとてもいい夜」と喜びを噛みしめる
第49回日本アカデミー賞の授賞式が3月13日、東京・グランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで開催され、映画「爆弾」で佐藤二朗さんが最優秀助演男優賞を初受賞しました。昨年は「あんのこと」で優秀助演男優賞を受賞しており、2年連続の快挙です。
「爆弾」とは?ミステリー小説を実写映画化
「爆弾」は、「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩さんの同名ベストセラー小説を実写映画化した作品です。東京のどこかに爆弾が仕掛けられたという前代未聞の事態の中、取調室での心理戦と爆弾捜索が同時進行で描かれます。
佐藤二朗の怪演
佐藤二朗さんは、謎の中年男スズキタゴサクを演じ、記憶喪失を装いながらも霊感で事件解決に協力すると申し出るという、狂気じみたキャラクターを怪演しました。無垢な笑顔と冷酷な台詞のギャップ、そして底知れぬ不気味さで観客を魅了しました。
感無量の受賞スピーチ
プレゼンターを務めた大沢たかおさんから名前が呼ばれると、佐藤二朗さんは感無量の面持ちで登壇。「泣くな~、これ。こんな泣くか。いや~。泣くね、これ。これは泣くな」と喜びを露わにしました。「爆弾」チームへの感謝を伝えた後、自身の心境を語り始めました。
日本映画への熱い想い
佐藤二朗さんは、「正直ここ最近、日本映画をあんまり見ていなくて…理由はとても恥ずかしいことです。僕が嫉妬を感じるからです。僕が悔しいと思うから」と告白。しかし、昨年初めて日本アカデミー賞に出席したことをきっかけに、綾野剛さん、安藤サクラさん、石原さとみさん、満島ひかりさん、山田孝之さんなど、多くの俳優が日本映画を応援している姿を見て、心境が変化したことを明かしました。
さらに、「それから今日まで1年、本当に毎日のようにたくさんの日本映画を見ました。偉大な昭和の先輩方の映画から、最近の日本映画、いまの日本映画をたくさん見ました。なんて戦う価値がある場所なんだと、心から思いました。素晴らしい日本映画が山ほどあった」と熱弁をふるい、「だから、僕はいま、ここに立てて……。今夜はとてもいい夜です」と喜びを噛みしめました。
その他の受賞者
田中泯さん(「国宝」)、松村北斗さん(「ファーストキス1STKISS」)、横浜流星さん(「国宝」)、渡辺謙さん(「国宝」)が優秀助演男優賞を受賞しました。