中東情勢緊迫!UAEとレバノン、イスラエル・イラン衝突の“とばっちり”で深刻な被害
3週間続くイスラエルとイランの激しい衝突。その影響は当事国だけでなく、周辺国にも深刻な被害をもたらしています。特にアラブ首長国連邦(UAE)とレバノンは、戦火に巻き込まれ、甚大な被害を受けています。
UAEへの攻撃はイスラエルを上回る!経済への打撃も懸念
UAE国防省によると、開戦以来、イランから2041発ものミサイルとドローンがUAEに向けて発射されました。これは、イスラエルに向けてイランが放った発射体の数を遥かに上回る数字です。UAEは90%以上の迎撃に成功していると発表していますが、それでも8人が死亡、158人が負傷する事態となっています。
攻撃対象は、米軍基地などの関連施設だけでなく、ドバイの金融地区や国際空港、高級ホテル、アブダビの油田、フジャイラの原油輸出港など、広範囲に及んでいます。イランは、UAE国内の軍事・情報施設を攻撃したと主張していますが、専門家は、「不安効果」の最大化を狙ったものだと分析しています。交通・金融・物流の中心地であるUAEへの攻撃は、投資家の信頼を失墜させ、経済的な打撃も懸念されます。
UAEは、アメリカが推進するホルムズ海峡警護に参画する意思を表明。イランと領有権を争うホルムズ海峡の島々への米軍投入の可能性も浮上しています。また、アメリカへの巨額投資に見合うだけの保護が得られていないとして、トランプ大統領に対する不満の声も上がっています。
レバノンの死者数はイランに匹敵!地上戦開始で状況は悪化
一方、レバノンでは、親イラン武装組織ヒズボラを掃討しようとするイスラエルの攻撃により、968人が死亡、2432人が負傷するという、イランとほぼ同規模の被害が出ています。避難民は約105万人に上ります。
イスラエルは当初、レバノン南部やヒズボラの拠点であるベイルート南部のダヒエを空襲していましたが、最近ではベイルート中心部の市街地も攻撃しています。レバノン政府はイスラエルとの対話姿勢を示していますが、イスラエルは16日に地上戦を開始。レバノン南部の住民の帰還は、ヒズボラの脅威が除去されるまで不可能だと表明しています。
中東情勢は、ますます緊迫化しています。関係各国は、事態の悪化を防ぎ、地域全体の平和と安定を取り戻すための努力を続ける必要があります。