テンセント、第4四半期売上高13%増!ゲームとAIが成長の鍵
中国の巨大IT企業テンセント・ホールディングスが、2024年第4四半期の決算を発表しました。その結果は、なんと売上高が前年同期比で13%増!好調なゲーム需要と、注力している人工知能(AI)サービスの拡大が、この成長を牽引しています。
売上高は市場予想を上回る
発表された売上高は1944億元(約283億ドル)。市場予想の1935億元をわずかに上回る結果となりました。また、純利益も582.6億元と、市場の期待値をクリアしています。
ゲームとAIへの投資加速
テンセントは、ゲーム事業で得た資金を元に、AI投資をさらに加速させています。アリババや字節跳動(バイトダンス)といった競合他社との競争も激化していますが、10億人を超えるユーザー基盤を活かし、AI技術を様々なサービスに組み込んでいます。
国内・海外ゲーム市場で好調
特に、国内ゲーム売上高は15%増の382億元、海外ゲーム売上高は32%増の211億元と、両市場で大きく成長しています。人気タイトル「王者栄耀」「和平精英」に加え、新作「デルタフォース」「ヴァロラント・モバイル」も好調な滑り出しを見せています。
AIターゲティング広告でオンライン広告収入も増加
オンライン広告収入も、AIによるターゲティング強化により17%増の411億元と、順調に伸びています。メッセージ・決済アプリ「微信(ウィーチャット)」やクラウドサービスなど、幅広い分野でAIを活用していることが、この成長を支えています。
AI人材の獲得と新製品の発表
テンセントは、AI開発を加速させるため、AI人材の採用も積極的に行っています。大規模言語モデル「混元(Hunyuan)」の開発には、元OpenAIの研究者を起用。さらに、AIチャットボット「元宝(Yuanbao)」の普及にも約10億元を投資し、中国のAI市場でのシェア拡大を目指しています。
今月には、個人向け「QClaw」、開発者向け「Lighthouse」、企業向け「WorkBuddy」からなるAI製品群「OpenClaw」を発表。AIエージェント分野での競争にも参戦しています。
2025年の設備投資も増加
2025年の設備投資額は792億元と、2024年の768億元から増加する見込みです。テンセントは、今後もゲームとAIへの投資を積極的に行い、さらなる成長を目指していくと考えられます。