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「かわいそう」に抗う少女の物語『救われてんじゃねえよ』上村裕香のデビュー作が話題沸騰!

投稿日:2026年01月24日

2025年にデビューした若手作家、上村裕香さんの初の単行本『救われてんじゃねえよ』が、そのリアルな描写と、ヤングケアラーの苦悩と葛藤を描いたストーリーで注目を集めています。第21回R-18文学賞大賞を受賞した表題作に加え、続編となる「泣いてんじゃねえよ」「縋ってんじゃねえよ」も収録。

過酷な現実と向き合う少女の姿

物語の主人公は、難病の母の介護をしながら高校に通う沙智。上村さん自身の介護体験や、友人から聞いた話を基に、母の身体の臭いや父の浪費など、生々しいリアリティが追求されています。しかし、本作の魅力は単なる悲惨な状況の描写に留まりません。

沙智は、周囲から向けられる“かわいそう”という視線に抗い、絶望的な状況でも見出す“笑い”に救いを見出します。現実逃避や我慢ではなく、自身の心の傷や家族の言動を徹底的に観察することで生まれた笑いが、読者の心を掴んで離しません。

家族の愛とエゴイズムが織りなす人間ドラマ

「泣いてんじゃねえよ」では、大学進学を控えた沙智が、母や父の思惑に翻弄される姿が描かれます。娘の夢を押しつぶそうとする両親は、まるで重くのしかかる妖怪子泣きじじいのよう。しかし、彼らは決して悪役として描かれることはありません。人間味あふれる行動が、おかしみを生み出し、読者を惹きつけます。

最終話「縋ってるんじゃねえよ」では、就職後の沙智の姿が描かれ、清々しい感動を与えます。

デビュー後も精力的に活動する上村裕香

『救われてんじゃねえよ』は、新潮社から出版され、価格は1,540円。上村裕香さんは、2025年4月のデビュー後も、『ほくほくおいも党』、『ぼくには笑いがわからない』と立て続けに作品を発表しており、今後の活躍が期待されています。

書評家石井千湖さんも、本作のリアルな描写と、ヤングケアラーという特殊な状況に置かれた少女の心情を深く掘り下げたストーリーを高く評価しています。ぜひ、手に取って読んでみてください。

新潮社公式サイト

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