マンガワン、原作者起用問題で第三者委員会設置!過去の事件と編集部の対応が焦点
マンガアプリ「マンガワン」で、過去に犯罪歴のある原作者を起用していた問題が発覚し、小学館が第三者委員会を設置することを発表しました。今回の問題は、読者の信頼を揺るがす深刻な事態となっています。
「堕天作戦」に続き「星霜の心理士」も…問題の経緯
事の発端は、以前より連載されていた「堕天作戦」の作者・山本章一氏が、児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕されたことでした。小学館は連載を中止しましたが、その後、別のペンネーム(常人仮面)で新連載をスタートさせていたことが判明し、大きな批判を浴びました。
さらに社内調査を進めた結果、現在連載中の「星霜の心理士」の原作者・八ツ波樹氏も、過去にマツキタツヤ名義で活動していた際に、強制わいせつ容疑で逮捕・起訴され、有罪判決を受けていたことが明らかになりました。
編集部は過去の事件を把握済み?起用を決定した理由とは
小学館の説明によると、編集部は八ツ波氏の過去の事件について把握した上で、「星霜の心理士」の原作者として起用することを決定したとのことです。その理由として、判決の確定、執行猶予期間の満了、事件に対する反省の姿勢、再発防止への取り組み、そして専門家による社会復帰支援状況などを総合的に判断したと述べています。
また、作画担当の雪平薫氏にも八ツ波氏の過去について説明し、リスクを理解した上で作画の依頼を受諾したとのことです。連載継続の相談にも雪平氏は応じたとされています。
第三者委員会で徹底調査!マンガワン編集部の体制に問題は?
小学館は今回の問題を重く受け止め、第三者委員会を設置し、以下の点について徹底的な調査を行う方針です。
- 「堕天作戦」の連載中止と「常人仮面」の連載開始に関する事実関係
- 担当編集者が原作者と被害者の和解協議に加わっていた経緯
- マンガワン編集部における作家・原作者起用のプロセスおよび編集部の人権意識
調査に協力するため、「星霜の心理士」は一時的に更新を停止し、作者両名の損害については小学館が誠意をもって対応するとしています。
今後のマンガワンに期待されること
今回の問題は、マンガ業界における倫理観や編集部の責任について、改めて問い直すきっかけとなりました。第三者委員会の調査結果を踏まえ、マンガワン編集部がより透明性の高い体制を構築し、読者の信頼を取り戻せるよう期待されます。