将棋界のレジェンド・加藤一二三さん、86歳で死去 “ひふみん”の愛称で親しまれ、将棋の魅力を発信し続けた
将棋界に大きな足跡を残した加藤一二三さんが、22日未明に肺炎のため86歳で亡くなられました。愛称“ひふみん”として、将棋ファンだけでなく、幅広い世代に親しまれてきた加藤さんの訃報に、将棋界全体が悲しみに包まれています。
14歳でプロ棋士に 記録を塗り替えた天才
加藤一二三さんは、1940年に福岡県で生まれ、1954年に14歳7ヶ月という当時歴代最年少の年齢で四段となり、プロ棋士となりました。これは棋士史上初の中学生棋士として、一躍注目を集める快挙でした。この記録は、62年間破られることなく、将棋界にその名を刻みましたが、2017年には藤井聡太六冠がプロデビューし、記録を更新しました。加藤さんは、藤井聡太さんの活躍を喜び、「若い頃から色んな記録を持ってるなと。(自分を)わかってもらえることでうれしい」と語っていました。
将棋の面白さを伝える“ひふみん”
加藤さんは、棋士としてだけでなく、テレビやラジオなどでも活躍し、将棋の魅力を多くの人に伝えました。バラエティ番組などにも出演し、その親しみやすいキャラクターで人気を博しました。特に、藤井聡太六冠の活躍が注目されるたびに取材に応じ、将棋ファンに最新の情報を届け、将棋界を盛り上げました。また、対局中のおやつについても言及し、「3時のおやつがなかったら、かなり疲労しますよ」とユーモアあふれるコメントで話題となりました。
羽生善治九段も追悼 「偉大な大先輩でした」
羽生善治九段は、X(旧Twitter)で「加藤一二三先生とは子供の頃から、沢山の思い出があります。五十代からの棋士の道のお話をもう伺えないことが残念です。折々に祝福・心配・応援のお言葉をかけてくださる優しく温かいお人柄、将棋への愛に溢れた偉大な大先輩でした」と、加藤さんへの深い敬意と哀悼の意を表しました。
加藤一二三さんの遺志を受け継ぎ、将棋の魅力をさらに広げていくことが、今後の将棋界に課せられた使命と言えるでしょう。
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