米国株、トランプ大統領の関税見送りで大幅反発!ダボス会議がきっかけ?
21日のニューヨーク株式市場は、大幅な反発を見せました。特に、トランプ大統領がグリーンランドを巡る欧州諸国への関税措置を見送ると表明したことが、相場上昇の大きな要因となりました。S&P500種株価指数は、終値ベースで昨年11月以来の大幅高を記録しました。
グリーンランド問題の意外な展開
今回の反発のきっかけとなったのは、世界経済フォーラム(WEF)年次総会、通称ダボス会議での出来事です。トランプ大統領はNATOのルッテ事務総長と会談し、グリーンランドに関して「将来のディール枠組み」に達したと発表。2月1日に発動予定だった関税措置を見送ることをソーシャルメディアで明らかにしました。
前日には「米国売り」が広がっていたという指摘もありましたが、この日はS&P500種株価指数の構成銘柄の400銘柄以上が上昇する活況となりました。特に、エネルギー株が上昇をけん引し、アップルやマイクロソフトなど、ハイテク大手7銘柄で構成する「マグニフィセント・セブン」の指数も上昇しました。
専門家からの視点
ナベリアー・アンド・アソシエーツのルイス・ナベリアー氏は、今回のダボス会議を「緊急サミットのようになった」と指摘。トランプ大統領の行動に対し、「場を乱す人物」と表現しつつも、欧州諸国の反応に注目しています。
エバコアのクリシュナ・グーハ氏は、今回の市場の動きを「リスク選好に急展開」と分析。トランプ大統領の関税見送りだけでなく、最高裁判所の審理や日本の長期金利の動向も影響していると見ています。ただし、「これらの問題はまだ解決しておらず、今後も市場の材料として残るだろう」と注意を促しています。
FRBの独立性への懸念も
この日、米連邦最高裁では、FRB理事の解任を巡る裁判で口頭弁論が行われました。トランプ大統領がFRB理事の解任に動いていることに対し、判事らはFRBの独立性を揺るがす可能性があるとして警戒感を示しました。この問題も、今後の市場に影響を与える可能性があります。
今回の米国株の反発は、トランプ大統領の政策転換がきっかけとなりましたが、その背景には様々な要因が複雑に絡み合っていることがわかります。今後の市場動向から目が離せません。
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