侍ジャパン、WBC準々決勝敗退…地元からは「経験を糧に」エール
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝、日本代表「侍ジャパン」とベネズエラの熱戦を、全国各地で多くのファンがパブリックビューイング(PV)で見守りました。連覇の夢は途絶えましたが、選手たちの奮闘をねぎらう声が、ゆかりの自治体職員らから上がっています。
大村市出身・隅田投手に熱い声援
長崎県大村市では、約200人がボートレース大村のイベントホールに集まりました。大村市出身の隅田知一郎投手(埼玉西武ライオンズ)が5回に登板すると、会場はスティックバルーンを手に立ち上がり、最高潮の盛り上がりを見せました。少年野球チームのコーチを務める市スポーツ振興課の上野秀徳さん(57)は、教え子の隅田投手を応援。「小学生の頃は体が小さかったが、プロになるとは想像できなかった」と振り返り、「今日の経験を糧に、さらに上を目指してほしい」とエールを送りました。
大谷翔平選手の地元・奥州市は惜敗にため息
大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)の地元、岩手県奥州市の江刺総合支所では、地元住民やスポーツ少年団の野球少年ら220人がPVに参加。初回、大谷選手の先頭打者本塁打に会場は大興奮しました。生涯学習スポーツ課の高橋孝幸係長(46)は「会場の皆さんが大喜びで、このままいってほしいと願いながら観ていた」と語ります。しかし、九回2死の大谷選手の打席では、遊飛に終わると、ため息が漏れました。高橋係長は「今回は残念な結果だったが、ドジャースでこれまでのシーズンに負けない活躍をしてほしい」と期待を込めました。
伊藤大海選手の地元・鹿部町も応援
北海道鹿部町では、伊藤大海投手(北海道日本ハムファイターズ)の活躍を見守るため、約50人の町民が鹿部中央公民館に集まりました。六回に伊藤投手が登板すると、「頑張れ」という声援が会場を包みました。町社会教育スポーツ課の担当者(29)は「夢や希望を与えてくれる町の宝」と目を輝かせました。しかし、逆転を許し、悲鳴にも似た声が会場全体に響きました。担当者は「短い大会で残念な結果だった。ただ、チームに戻って、日本一と2年連続の沢村賞をもぎとってほしい」と熱い想いを語りました。町では、伊藤投手の登板日とされる福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦(27日)もPVを予定しています。