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「具合が悪くても休まない」日本の価値観、コロナ禍で変化も…根強い「皆勤賞」文化の闇

投稿日:2026年01月17日

具合が悪くても頑張る」という価値観が根強く残る日本社会。学校教育現場では、1日も休まないことを称える「皆勤賞」がその象徴でした。しかし、コロナ禍を経て状況は変化しつつも、依然として「休むことへの罪悪感」が拭いきれていない現状が浮き彫りになっています。

皆勤賞が象徴する日本の教育現場

人気ドラマ『3年B組金八先生』や女性誌の読者体験記など、メディアを通して「皆勤賞」の価値が広く認識されてきました。ある私立学校では、現在でも卒業式で皆勤賞の生徒の名前が読み上げられる際、生徒本人と保護者が誇らしげに返事をするそうです。学校教育において「誇るべきこと」として、皆勤賞は長年受け入れられてきたのです。

しかし、コロナ禍で「具合が悪いときはちゃんと休む」ことが感染症対策として社会全体で求められるようになりました。ところが、コロナ禍が収束すると、以前の状態に戻りつつある学校と日本社会の姿に、専門家は警鐘を鳴らしています。

インフルエンザで実力を発揮できず…受験生自死の悲劇

コロナ禍を経て、公立高校入試における「欠席」への対応が見直され、追試験が一般的になりつつあります。しかし、これまで高校入試で追試験が実施されなかった背景には、「休むことへの抵抗感」が根底にあったと考えられます。

文部科学省の調査によると、2016年時点で公立高校入試で追試験を実施しているのはわずか11府県。一方、インフルエンザにかかっているにもかかわらず、入試当日に受験した生徒は2695人も存在しました。この状況は、2016年に起きた神奈川県での悲劇がきっかけで改善の兆しを見せ始めました。神奈川県立高校の入学試験当日、インフルエンザにかかっていた受験生が試験で実力を発揮できず自死、その後、母親も後を追って自死するという痛ましい事件が発生したのです。

この事件をきっかけに、国会審議でも取り上げられ、文部科学省による全国調査が実施されました。しかし、依然として「休むことへの罪悪感」「皆勤賞」といった価値観が、受験生の健康と将来を脅かす可能性があることを示唆しています。

コロナ禍を経て、私たちは「休むこと」をどのように捉え直すべきなのか。学校教育は、生徒たちに「休むこと」の重要性をどのように教えるべきなのか。改めて問い直す時が来ています。

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